

前頁の[腎臓の役割について]で少しふれましたが、
[血液をろ過して老廃物を身体の外に追い出す]という腎臓の役割の基本単位を【ネフロン】と呼びます
そのネフロンが何らかの原因で機能しなくなると
いつもなら不必要なものだけを[ろ過]しているフィルター(腎臓の中にある糸球体が)
必要な蛋白質まで通過させてしまいます。
いわゆる尿たんぱくです
本来なら身体に戻るはずの蛋白質がオシッコとして排出される事によって
血管内に水分を保つ力を失い(*)
(*血漿膠質浸透圧(けっしょうこうしつしんとうあつ)の低下や循環血漿量の増加)
下肢(かし)(足首から太もも)や瞼(まぶた)に
浮腫み(むくみ:ふしゅ)があらわれます
ネフローゼは腎臓自体に病気が起こりネフローゼになる一次性と
糖尿病などの他の病気からネフローゼになる二次性の2つに分類されていますが
浮腫みと言う共通の症状が見られるのでネフロ-ゼ症候群と呼ばれています

≫一次性ネフローゼは大きく4種類に分類されています
□微小変化型ネフローゼ症候群(*管理人が発病したのがこのタイプです)
□膜性腎症
□膜性増殖性糸球体腎炎
□巣状糸球体硬化症
≫二次性ネフローゼは糖尿病や肝臓病の他に細菌による感染症やガン等の病気がきっかけで発病します
|