ネフローゼ症候群と診断されると、
自分がどのタイプ(大きく4種類に分類)のネフローゼなのかを調べる腎生検(じんせいけん)という検査を受けます
背中からレントゲンやエコーで腎臓の場所を調べて、腎生検針で腎臓の組織を取り出し顕微鏡で調べます
一次性なのか二次性なのか? 腎臓の組織が現在どうなっているかを念入りに調べます
タイプが確認されるとステロイド剤を第一候補とした投薬治療を行います
浮腫みに対しては利尿剤を使い治療していきます。
蛋白尿が多い時には減塩・低蛋白の食事療法を行い、なるべく腎臓にダメージを与えないようにします
ネフローゼ症候群の治療法は、薬物療法としてステロイド剤、免疫抑制剤、抗血小板薬を使います。
*ネフローゼ治療に使われる薬(リンク)他にもネオーラルという薬もよく使われています
治療に使用する薬は、日本全国共通ではなく病院や医師によって差異があります
高度の浮腫みや肺水腫、呼吸不全を起こした場合や急性腎不全を起こした場合には一時的に透析療法を行うこともあります。
二次性ネフローゼ症候群の場合は原因疾患の治療を優先して治療をしていきます
□プレドニゾロンというステロイド剤(後にプレドニンに変更)
□タケプロン(胃腸を守る)
□ペルサンチン(血栓を防いだり、たんぱく尿の改善)
□フォサマック(骨粗しょう症予防)
これらの薬を使っての治療の他に、【吸入】という肺を殺菌する治療もうけました(風邪の予防)
健常者は1日におよそ5ミリのステロイドを作るそうですが
管理人の場合は12倍の60ミリのステロイド剤を1日3回に分けて服用することから治療が始まりました。
免疫力が落ちるので、風邪を引くとそのまま肺炎になるとマズいという事で
個室に隔離された状態で1ヶ月ほど病室から出れませんでした。
定期的に採血、採尿の検査を行いながら、
使う薬の種類や量をコントロールしながら経過を見ていきます。
ネフローゼ症候群の治療は[入院して厳重な安静]が基本となります。
腎臓に負担がかからないように安静にして、塩分とたんぱく質を抑えた食事を摂ります
退院後は定期的に病院での検査(採血・採尿)を受けながら、薬をゆっくりと減量していくという長期間の治療となります
|
|
|
|
|
ネフローゼ症候群の治療まとめ |
≫先ずは腎生検でタイプを調べる
≫ステロイド剤の投薬(服用)治療が第一候補
≫二次性の場合は、先に原因疾患を優先して治療
≫基本は【入院して安静にする】
≫退院後も長期間の治療が必要
|
|
|
|
|
|
|
|
次の頁:完治するの?では、寛解(かんかい)という状態について紹介しています。
|